スタートガイド
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ここでは 法人向け ブラビア 上で HTML5 アプリを開発・インストール・実行する方法についてご紹介します。
まず最初に USB メモリから簡単なアプリケーションを起動するためのアプリケーション構成の基本情報について説明します。 サポートされている USB メモリのフォーマットは FAT32、NTFS、exFAT です。
アプリケーション構成
ファイル・ディレクトリ構造
HTML5 アプリは、以下のファイル・ディレクトリ構造のルールを満たす必要があります。
USB: /sony/
+--- autorun.txt
+--- apps/webapps/
+--- <application_name_1>/app/ // Application Directory
+--- manifest.json
+--- <resource>/
+--- <static_files>
+--- <application_name_2>/app/ // Application Directory
+--- manifest.json
+--- <resource>/
+--- <static_files>
:
/media/
+ video1.mp4
+ video2.mp4
:
アプリケーション名には任意のディレクトリ名が使用でき、複数のアプリケーションを /sony/apps/webapps/
ディレクトリの下に置くことができます。 さらに、*.html, *.js, *.css, *.png のような静的ファイルを、/sony/apps/webapps/<application_name>/app/<resource>/
ディレクトリの下に置くことができ、file://localhost/<resource>/<static_files>
でアクセスすることができます。 すべてのアプリケーションファイルを USB メモリに置くことで、オフラインアプリケーションとして機能させることも可能です。
autorun.txt
autorun.txt
では、起動するアプリケーションの auid
を指定できます。 アプリケーションファイルは /sony/apps/webapps/
ディレクトリに置きます。 以下が autorun.txt
の最小の例です。
{
"auid": "net.sony.tv.sample.manifestjson_weburl"
}
autorun.txt
は、アプリケーションディレクトリにおけるアプリケーションの動作 (起動/コピー/削除) を指定することもできます。
詳細については autorun.txt をご覧ください。
manifest.json
マニフェストファイル manifest.json
では、auid
、タイトル、スプラッシュ画像、初期 URL などのアプリケーション情報を指定できます。 マニフェストのファイル名は "manifest.json"
です。 以下は manifest.json
の例です。
{
"name": {
"default": "en_US",
"en_US": "[Sample] Launch from web_url"
},
"auid": "net.sony.tv.sample.manifestjson_weburl",
"version": "1.0",
"manifest_version": "1.0",
"app": {
"launch": {
"web_url": "https://example.com/myapp"
}
},
"splash": "splash.jpg",
"minimum_web_platform_version": "1.0"
}
詳細については manifest.json をご覧ください。
USB メモリからアプリケーションを起動する
ケース1. ウェブサイトを表示する
サンプルアプリケーション をダウンロード、解凍し、以下のようにファイルを置きます。
USB: /sony/
+--- autorun.txt
+--- apps/webapps/manifestjson_weburl/app/manifest.json
以下の手順でアプリケーションを設定してください。
manifest.json
の"web_url"
プロパティを設定します。次の例では、アプリケーション起動時に"https://example.com/"
を表示します。{ "name": { "default": "en_US", "en_US": "[Sample] Launch from web_url" }, "auid": "net.sony.tv.sample.manifestjson_weburl", "version": "1.0", "manifest_version": "1.0", "app": { "launch": { "web_url": "https://example.com/" } }, "minimum_web_platform_version": "1.0" }
"sony"
ディレクトリを USB メモリのルートディレクトリにコピーします。- USB メモリをディスプレイに挿入することで、アプリケーション起動時に
"web_url"
で指定したウェブサイトが表示されます。
ケース2. USB メモリのアプリケーションを起動する
サンプルアプリケーション をダウンロード、解凍し、以下のようにファイルを置きます。 このサンプルには video.mp4
が含まれていないため、動画コンテンツ video.mp4
を /sony/apps/webapps/manifestjson_localpath/app/doc/
に置いてください。
USB: /sony/
+--- autorun.txt
+--- apps/webapps/manifestjson_localpath/app/
+--- manifest.json
+--- doc/
+--- index.html // Initial Page
+--- video.mp4 // Please put your sample file
以下の手順でアプリケーションを設定してください。
manifest.json
の"local_path"
プロパティを設定します。次の例では、アプリケーション起動時に “doc/index.html” を表示します。{ "name": { "default": "en_US", "en_US": "[Sample] Launch from local_path" }, "auid": "net.sony.tv.sample.manifestjson_localpath", "version": "1.0", "manifest_version": "1.0", "app": { "launch": { "local_path": "file://localhost/doc/index.html" } } }
"sony"
ディレクトリを USB メモリのルートディレクトリにコピーします。- 用意した
video.mp4
を/sony/apps/webapps/manifestjson_localpath/app/doc/
に置いてください。 サポートされているオーディオ/ビデオメディアフォーマットの詳細については AVメディアフォーマット をご確認ください。 - USB メモリをディスプレイに挿入することで、アプリケーション起動時に
"local_path"
プロパティで指定したページが表示されます。
local_path
プロパティのファイルを置き換えることで任意の HTML5 アプリを起動することができます。