概要

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ここでは、法人向け ブラビア をお客様のシステムからコントロールする方法、また 法人向け ブラビア 上で動作する HTML5 アプリを開発する方法をご紹介します。

Note: このサイトにおける “HTML5 アプリ” は、法人向け ブラビア で動作する HTML5 技術を使用して開発されたアプリケーションを指します。一般的な HTML5 の知識を使うことはできますが、法人向け ブラビア 独自の仕様もあります。HTML5 の知識と経験がある場合でも、ドキュメントと動作のご確認をお願いします。

下の図のように、ディスプレイはコントロール機能と HTML5 アプリに関する機能を提供します。

それらは別々に使用することができ、 また、HTML5 アプリ上は "http://localhost/sony/system" のような呼び出し方で IP コントロール機能を使用することもできます。

ディスプレイのモジュール構成図

このドキュメントでは詳細な説明を行いませんが、Android APK を開発・実行することもできます。 また、APK ではスタンバイモードで画面がオフ状態であっても、他のシステムと連携できます。

コントロール機能

IP ネットワークとシリアルケーブルを介して、ディスプレイを遠隔操作することができます。例えば、入力ソース切り替え・音量変更・アプリケーションの制御・電源操作などが行うことが可能です。

コントロール機能は IP コントロールモジュールとシリアルコントロールモジュールにより実現されます。

IP ネットワークにおいては、以下のような IP ベースのプロトコルをサポートします。サードパーティのデバイスドライバ、Crestron、AMX、Extron は、内部的にこれらの IP コントロール機能を使用しています。

  • ソニーの REST API (JSON-RPC over HTTP)
  • ソニーの Web API “IRCC-IP” (SOAP over HTTP)
  • ソニーの 簡易 IP コントロール API (Byte stream over TCP)

詳細はこちら:IP コントロール, シリアルコントロール.

HTML5 アプリ

ディスプレイは、新しい OS バージョンへアップグレートした場合でも、 プラットフォームは後方互換を保つため、お客様の HTML5 アプリを修正する必要はありません。

追加のセットトップボックスデバイスを使用することなく、内蔵フルスクリーンウェブブラウザ上で動画・画像、およびウェブページを使用して独自の HTML5 UI アプリケーションを開発し実行することができます。 ローカルファイルコンテンツやネットワークストリーミングコンテンツなどのコンテンツソース、および HDMI/コンポーネント などの外部入力が利用可能です。 HTML5 アプリのパートでは、ディスプレイの HTML5 ソリューションの仕様、動作、および制限について説明します。 主に HTML5 とのシステムインテグレーションに焦点を当てています。

HTML5 アプリは、アプリケーション実行環境と IP コントロールモジュールによって実現され、他の機器と通信することができます。

ディスプレイには、HTML5 アプリを “ホームアプリケーション” として起動する機能があり、ユーザーエクスペリエンスをカスタマイズすることができます。 ユーザーはリモコンのホームボタンで独自の HTML5 アプリを起動し、いつでも HTML5 アプリが提供する機能をご利用することができます。

内蔵ウェブブラウザとして、ディスプレイは Chromium Blink external link レンダリングエンジンを使用しています。 これは Google Chrome と同じエンジンです。 ディスプレイは同時に 1 つのウィンドウのみ表示可能で、ウィンドウサイズは 1920x1080 ピクセルに固定されています。

HTML5 の一般的なトピックは、HTML5 external link をご覧ください。

ディスプレイでサポートしているウェブ標準機能については、W3C HTML5 API をご覧ください。

ディスプレイには、以下の機能に関する独自の仕様があります。

  • サポート AV メディアフォーマット(<video>, <audio>
  • ストレージ(アプリケーションキャッシュ、ウェブストレージなど)
  • グラフィック (WebGL など)

詳細はこちら:HTML5 アプリ.

Last modified: 3 Jul 2020