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アプリのインストール・実行

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法人向け ブラビア では、任意のアプリケーションをインストールし、ホームアプリケーションとして指定することができます。

アプリケーションをインストールする

autorun.txt を編集することで、任意のアプリケーションをディスプレイにインストールすることができます。 autorun.txt は USB メモリの /sony ディレクトリに置きます。 アプリケーションのインストールには、autorun.txt の次のプロパティを設定する必要があります。

  • action: "copyapp" を設定します。
  • auid: アプリケーション識別子を設定します。
  • copyapp -> app: 上記の auid を設定することでインストールするアプリケーションを指定します。
  • copyapp -> startup_uri: 上記の auid を設定することで起動アプリケーションを指定します。

詳細については autorun.txt をご覧ください。

次の autorun.txt は、ディスプレイにアプリケーションをインストールするための最小例です。

{
  "action": "copyapp",
  "auid": "net.sony.tv.sample.myapp_1",
  "copyapp": {
    "app": "net.sony.tv.sample.myapp_1",
    "startup_uri": "net.sony.tv.sample.myapp_1"
  }}

AV メディアファイルをインストールする

アプリケーションをディスプレイにインストールするとき、USB メモリの /media ディレクトリに保存されている AV メディアファイルをディスプレイへインストールすることができます。 インストールされた AV メディアファイルはアプリケーションから利用することができます。

例えば、アプリケーションが /media/video1.mp4 に保存されているビデオファイルを使用する場合、以下のように file:// スキームを使用してビデオファイルにアクセスします。

<video src="file://localhost/media/video1.mp4"/>

インストールされている AV メディアファイルを管理する[1]

[1] この機能は WebAppRuntime v1.2.65.8 以降でサポートされています。

AV メディアファイルがディスプレイにインストールされると、インストールされている AV メディアファイルを USB メモリの /media ディレクトリのファイルと置き換えたり同期することができます。アプリケーションコードの置き換えを行う必要はないため /sony/apps は必要ありません。

  • AV メディアファイルを USB メモリの /media ディレクトリと同期する場合:

    "media": "sync" を指定することで、  インストールされているすべてのメディアファイルは USB メモリの /media ディレクトリと同期されます。   もし video1.mp4 がインストールされていて USB メモリの /media ディレクトリに video1.mp4 が含まれていない場合、インストールされている video1.mp4 は削除されます。

    • autorun.txt
        {
            "action": "copyapp",
            "copyapp": {
                "app": "define auid to be installed",
                "media": "sync"
            }
        }
      
  • AV メディアファイルを USB メモリの /media ディレクトリからコピーまたは上書きする場合:

    "media": "copy" を指定することで、   インストールされているすべてのメディアの内容は USB メモリの /media ディレクトリで上書きされます。 もし /media ディレクトリに同じファイル名が含まれていなくても削除されません。

    • autorun.txt
       {
           "action": "copyapp",
           "copyapp": {
               "app": "define auid to be installed",
               "media": "copy"
           }
       }
      

プロモードで起動アプリケーションとして実行する

アプリケーションインストーラは、プロモードでアプリケーションを起動するためのプロパティを自動的に設定します。 以下の例のように "startup_uri" プロパティはインストールプロセスで自動的に設定されます。

  1. プロ設定モードにします。
  2. テレビ起動時の設定 初期入力 起動アプリ を選択します。
  3. インストールされたアプリケーションの "startup_uri" プロパティが 起動アプリの URI に自動的に設定されていることを確認します。
  4. プロモードを起動します。    ディスプレイが自動的に再起動します。
  5. ディスプレイがプロモードで起動し、起動アプリが表示されます。

“ホームボタン設定” プロモードでホームアプリケーションとして実行する。

デフォルトでは、ユーザーがホームボタンを押すと、既定のホームアプリケーションを表示しますが、 プロ設定の “ホームボタン設定” で動作を変更できます。

この機能を使用すると、ホームアプリケーションを任意のアプリケーションに置き換えることができ、次のように表示動作を設定できます。

No. メニュー 動作
1 標準メニュー (デフォルト値) ディスプレイの既定の標準メニューを起動します。
2 カスタムメニュー プロ設定の「起動アプリ」で指定されたアプリケーションを起動します。
3 カスタム/標準メニュー 標準メニューと最後の入力信号(例: HDMI1)を順番に起動します。
4 インストールしたアプリ インストールした Android APK を起動します。
  1. プロ設定モードにします
  2. 機能設定 ホームボタン設定 カスタムメニュー
  3. インストールされたアプリケーションの "startup_uri" プロパティが 起動アプリの URI に自動的に設定されていることを確認します。
  4. プロモードを起動します。 ディスプレイが自動的に再起動します。
  5. ディスプレイがプロモードで起動し、起動アプリが表示されます。

上記のようにディスプレイではインストールしたアプリケーションの動作をインテグレーションすることができます。

アプリケーションをアンインストールする

ディスプレイからウェブアプリケーションをアンインストールするには、 autorun.txtaction プロパティを removeapp に設定します。

詳しくは autorun.txt をご覧ください。

Last modified: 29 Jul 2024