アプリのデバッグ

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ここではアプリケーションをデバッグする方法をご紹介します。

ディスプレイにおけるデバッグ

ディスプレイはデバッグ機能をサポートしています。 使用するためにはディスプレイに接続する必要があります。

ディスプレイに接続する

Note: Android デバイスにおける開発とデバッグ

  • Android 開発者向けオプションを有効にする:
    • ディスプレイで Android adb コマンドを使用する場合、通常の Android デバイスと同じように、ディスプレイ上で Android 開発者向けオプションを有効にする必要があります。ただし、トラブルを回避するために、一般的に実運用環境ではデバッグ機能を無効にします。デバッグ機能を使用しないときは開発者向けオプションを無効にしてください。詳しくは、Android 開発者向けサイトの開発者向けオプションのドキュメントをご確認ください。
  • ディスプレイでは、イーサネットと Wi-Fi 経由で adb コマンドを使用することができます。USB ケーブル経由ではご使用できません。
  1. PC に Android adb コマンドをインストール・設定します。
  2. PC の Android adb コマンドで PC をディスプレイへ接続します。接続はイーサネットまたは Wi-Fi 経由でしてください。USB 接続はサポートしていません。 
    $ adb connect <ディスプレイの IP アドレス>

ログ

ディスプレイはコンソールログをサポートしています。

  1. 事前にディスプレイに接続します。
  2. ログの取得を開始します。 
    $ adb logcat -c                   # バッファクリア
$ adb logcat -v time              # ログ取得
$ adb logcat -v time > log.txt    # データ保存に ">" (リダイレクト) も利用可能です
  3. 停止します : Control + c

Note: Logcat は javascript console.log() だけでなく他のシステムログも表示します。

リモートデバッグ

ディスプレイはリモートデバッグ機能をサポートしており、 ディスプレイ上で動作しているアプリケーションを PC ブラウザ上で簡単にデバッグできます。

WebAppRuntime v1.4.10.以降

  1. 事前にディスプレイに接続します。
  2. PC 上からリモートデバッグ機能を有効にします。
  3. HTML5アプリを指定し、リモートデバッグ機能を有効にしてWebAppRuntimeを起動します。 
    $ adb shell am start -a android.intent.action.VIEW -n com.sony.dtv.browser.webappruntime/.WebAppRuntimeActivity --es uri <HTML5 application url> -e args '--remote-debugging-socket-name=tvsdk-debugging-socket'
  4. PCのChromeブラウザを起動し、"Developer Tools"を選択します.
  5. "Remote divices"タブに、ディスプレイのモデル名が表示されていることを確認します。
  6. ディスプレイのモデル名を選択し"Inspect"ボタンを押下すると、新規DevToolsウィンドウが起動します。

WebAppRuntime v1.3.22.以前

  1. 事前にディスプレイに接続します。
  2. PC 上からリモートデバッグ機能を有効にします。 
    $ adb shell am start -a android.intent.action.VIEW -n com.sony.dtv.browser.webappruntime/.WebAppRuntimeActivity -e args '--remote-debugging-socket-name=tvsdk-debugging-socket'
$ adb forward tcp:9222 localabstract:tvsdk-debugging-socket
  3. PC のブラウザで URL http://localhost:9222 へ接続します。
  4. PC のブラウザ上にデバッグ情報が表示されます。 また、このツールではコンソールログも表示できます。

キャッシュモードのカスタマイズ

多くの場合、キャッシュ機能は役立ちますが、ウェブアプリの開発段階では無効化したい場合があります。 manifest.json はその機能を無効にする方法を提供しています。

ページ読み込みでキャッシュされた画像やファイルを削除するには、manifest.json の "cache_files_and_images" プロパティを false に設定します。

"cache_files_and_images" :

  • true: キャッシュを有効にします。デフォルト値は true です。
  • false: キャッシュを無効にします。
{
  "app": {
    "cache_files_and_images" : false // Disable cache mechanism
  }
}
Last modified: 15 Jun 2020